2016年11月23日

【動画】新嘗祭(にいなめさい)の歌 11月23日 / 祝日大祭日唱歌八曲



動画概要:
2008/10/06 にアップロード
The Song of Niinamesai Festival.Labour Thanksgiving Day.November 23.天皇陛下が今年の新穀を神に捧げ、その年の収穫を感謝する儀礼。勤労感謝の日。
wiki:新嘗祭
宮内庁:宮中祭祀≫主要祭儀一覧

神道祭祀としてみると、共に「新穀を捧げる」と説明されるので、神嘗祭とどう違うのかわかりにくいですが。
宮中祭祀として見れば、大きな違いが見えてくるでしょう。宮内庁から引用すれば、
10月17日 神嘗祭 賢所に新穀をお供えになる神恩感謝の祭典。この朝天皇陛下は神嘉殿において伊勢の神宮をご遙拝になる。
11月23日 新嘗祭 天皇陛下が,神嘉殿において新穀を皇祖はじめ神々にお供えになって,神恩を感謝された後,陛下自らもお召し上がりになる祭典。宮中恒例祭典の中の最も重要なもの。天皇陛下自らご栽培になった新穀もお供えになる。
こちらで「懸税」について触れましたが、神嘗祭が新穀(米)を捧げるだけだったのに対して、新嘗祭は新穀を調理して(飯)お供えし、陛下ご自身もお召し上がりになる、「神人共食」の儀礼であることがわかります。

食というのは命の源。
死後の救済ではなく、現世の生命を尊ぶ神道にとって、食はいかにも大切なものでしょう。
日本人の総氏神、伊勢神宮のご祭神は、皇祖神であると同時に、地上に米をもたらした神様(内宮)でもあり、衣食住の神様(外宮)でもあります。日本で最も大切な神々が食にまつわる神々であることは、偶然ではないのでしょう。
食べるということ、生きるということ、生命ということ、現世ということ、今・ここ、中今ということ。
神道のこころはあるいは「御饌」のなかにこそあるといっても過言ではないのかもしれません。

食べるというのは自分の中に取りこむということ、一体化するということでもあるでしょう。
黄泉竈食ひの物語のように、穢れた食を取りこめば、自らも穢れるのでしょうし、逆に、清らかな食を取りこめば、自らも清まるのかもしれません。
では、天皇陛下が、天照大神様へのお供えを召し上がる、といった場合は、何がどうなるのか、といえば……普通に良く言われるのは、天皇陛下が天照大神様と一体化されるということです。
天皇が即位後最初に行われる新嘗祭を大嘗祭と申し上げ、即位儀礼としての性格を持つといわれるのもこれがためでしょう。

天皇は、大嘗祭によって、大御神と寝食を共にされることで、大御神と一体化され、神となられ、天皇となりたまうのであり、また、その後も新嘗祭としてそれを毎年くりかえされることで、何度でも神と一体化されつづけ……いわば「リフレッシュ」されつづけるのだとでも申し上げればよいのでしょうか。

であれば、これが「宮中恒例祭典の中の最も重要なもの」であることも、当然でしょう。
陛下が執り行わせたまう祭祀に、重要でないものとてないでしょうが、そもそも「陛下が執り行わせたまう祭祀」は、天皇が「天皇」としておわしまさねば執り行うことさえできないのです、あたりまえですが。
「天皇を天皇たらしめる祭祀」が、すべての宮中祭祀の根本であり、すなわちすべての神道祭祀、およそすべての国家儀礼のなかで、最大の重儀であることは、自明のことわりというべきでしょう。

今日、11月23日は、本来、そういう日なのであり、だからこそ、先人は命がけでそれを守ろうとしたのではないでしょうか。
産経ニュース:神道の命運左右した「視察」 GHQに新嘗祭見せよ…占領政策から神社守った宮司の戦い

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posted by 蘇芳 at 01:04| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする