2016年11月03日

【動画】昭和二十一年一月一日詔書


11月3日は本来言うまでもなく明治節であり、国民ひとしく大帝の御聖徳を偲び奉り、皇室と皇国の弥栄を祈念すべき日に他なりませんが。
よりにもよってその日を選んでこちらで述べたGHQ似非憲法典を公布させたのが、野蛮な自称戦勝国のやり口というものです。
日本の栄光を汚辱によって上書きしようとするこの陰険な悪意は、よりにもよって今上陛下のお誕生日に、東條英機らを殺戮した彼らのゲスな心底と同じものでしょう。
GHQが米国ではなく、より多くソ連の手先だったことがヴェノナ文書その他によって暴露された現在、この卑賎下劣な悪意は、反日共産カルトの悪意として今もなお生きつづけていると言わなければなりません。
その危険性にいち早くお気付きになり、日本の民主制度(※)の原点が、似非憲法典その他GHQによって与えられたものなどではなく、他でもない五箇条の御誓文であることを強く主張あそばされたのが、昭和天皇であらせられたのではなかったでしょうか。

(※「デモクラシー」のどこにも「イズム」の語が含まれていない以上、民主「主義」というのは明らかな誤訳であり、本来「デモクラシー」とは「主義」でも「主張」でもない単なる「制度」であり「仕組み」であり、統治の「道具」であるにすぎません)


新日本建設に関する詔書

茲ニ新年ヲ迎フ。顧ミレバ明治天皇明治ノ初國是トシテ五箇條ノ御誓文ヲ下シ給ヘリ。曰ク、
 一、廣ク會議ヲ興シ萬機公論ニ決スヘシ   
 一、上下心ヲ一ニシテ盛ニ經綸ヲ行フヘシ
 一、官武一途庶民ニ至ル迄各其ノ志ヲ遂ケ人心ヲ
   シテ倦マサラシメンコトヲ要ス
 一、舊來ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クヘシ    
一、智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ
叡旨公明正大、又何ヲカ加ヘン。朕ハ茲ニ誓ヲ新ニシテ國運ヲ開カント欲ス。須ラク此ノ御趣旨ニ則リ、舊來ノ陋習ヲ去リ、民意ヲ暢達シ、官民擧ゲテ平和主義ニ徹シ、敎養豐カニ文化ヲ築キ、以テ民生ノ向上ヲ圖リ、新日本ヲ建設スベシ。
大小都市ノ蒙リタル戰禍、罹災者ノ艱苦、産業ノ停頓、食糧ノ不足、失業者増加ノ趨勢等ハ眞ニ心ヲ痛マシムルモノアリ。然リト雖モ、我國民ガ現在ノ試煉ニ直面シ、且徹頭徹尾文明ヲ平和ニ求ムルノ決意固ク、克ク其ノ結束ヲ全ウセバ、獨リ我國ノミナラズ全人類ノ爲ニ、輝カシキ前途ノ展開セラルルコトヲ疑ハズ。
夫レ家ヲ愛スル心ト國ヲ愛スル心トハ我國ニ於テ特ニ熱烈ナルヲ見ル。今ヤ實ニ此ノ心ヲ擴充シ、人類愛ノ完成ニ向ヒ、獻身的努力ヲ效スベキノ秋ナリ。
惟フニ長キニ亘レル戰爭ノ敗北ニ終リタル結果、我國民ハ動モスレバ焦躁ニ流レ、失意ノ淵ニ沈淪セントスルノ傾キアリ。詭激ノ風漸ク長ジテ道義ノ念頗ル衰ヘ、爲ニ思想混亂ノ兆アルハ洵ニ深憂ニ堪ヘズ。
然レドモ朕ハ爾等國民ト共ニ在リ、常ニ利害ヲ同ジウシ休戚ヲ分タント欲ス。朕ト爾等國民トノ間ノ紐帶ハ、終始相互ノ信頼ト敬愛トニ依リテ結バレ、單ナル神話ト傳説トニ依リテ生ゼルモノニ非ズ。天皇ヲ以テ現御神(アキツミカミ)トシ且日本國民ヲ以テ他ノ民族ニ優越セル民族ニシテ、延テ世界ヲ支配スベキ運命ヲ有ストノ架空ナル觀念ニ基クモノニモ非ズ。
朕ノ政府ハ國民ノ試煉ト苦難トヲ緩和センガ爲、アラユル施策ト經營トニ萬全ノ方途ヲ講ズベシ。同時ニ朕ハ我國民ガ時艱ニ蹶起シ、當面ノ困苦克服ノ爲ニ、又産業及文運振興ノ爲ニ勇往センコトヲ希念ス。我國民ガ其ノ公民生活ニ於テ團結シ、相倚リ相扶ケ、寛容相許スノ氣風ヲ作興スルニ於テハ能ク我至高ノ傳統ニ恥ヂザル眞價ヲ發揮スルニ至ラン。斯ノ如キハ實ニ我國民ガ人類ノ福祉ト向上トノ爲、絶大ナル貢獻ヲ爲ス所以ナルヲ疑ハザルナリ。
一年ノ計ハ年頭ニ在リ、朕ハ朕ノ信頼スル國民ガ朕ト其ノ心ヲ一ニシテ自ラ奮ヒ自ラ勵マシ、以テ此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ。

御名御璽

  昭和二十一年一月一日

内 閣 總 理 大 臣 兼
第一復員大臣第二復員大臣 男爵 幣原喜重郎
司 法 大 臣 岩田 宙造
農 林 大 臣 松村 謙三
文 部 大 臣 前田 多門
外 務 大 臣     吉田  茂 
内 務 大 臣     堀切善次郎
國 務 大 臣     松本 烝治
厚 生 大 臣     芦田  均
國 務 大 臣     次田大三郎
大 藏 大 臣  子爵 澁澤 敬三 
運 輸 大 臣      田中 武雄
商 工 大 臣     小笠原三九郎
國 務 大 臣     小林 一三
動画概要:
2015/01/01 に公開
大意

五箇条の御誓文〔略〕

明治天皇の御趣旨は公明正大で、何一つ加える必要はない。朕はここにもう一度この御趣旨に立ち返って国運を開きたい。それには須らく明治天皇の御趣旨にのっとって、民主の向上を図り、新しい日本を建設せねばならない。

現在我が国は敗戦で悲惨な状態にあるが、それでも我が国民は平和への決意固く、家や国を愛する心は熱烈である。この心を今こそ更に拡充し、人類愛の完成に向かって貢献せよ。

国民が敗戦の失意に沈み、道義が廃れ、思想混乱の兆しがある〔釈:共産主義等の馬鹿な思想に惑わされつつある〕のを非常に心配している。しかし朕は国民と苦楽を共にする。朕と国民との紐帯はいつでも相互の信頼と敬愛によっていて、単なる神話や伝説によるのではない。天皇は神で、日本国民は優秀な民族で世界を支配する運命を持つなどという架空の観念に基づくのでもない〔釈:コミンテルンのスパイ以外に、そんな事を言った者も考えた者もいない〕。

朕の政府は国民生活を少しでも好くする為に、あらゆる策を施さねばならない。それと同時に朕は、国民がこの苦難を克服する為、産業や文化を振興する為に勇敢に立ち向かうことを希望する〔釈:政府も頑張るが、国民も頑張って欲しい〕。国民が互いに団結し、助け合い、寛容な心を育めば、我が国の誇るべき伝統に恥じない真価を発揮できるだろう。以上のことが実現できるなら、我が国民は人類の福祉と向上に絶大な貢献を為せるに違いない。

一年の計は年頭に在り。朕は信頼する国民が朕と心を一つにして、自ら奮い励まして、この大業〔=人類への貢献〕を成就するよう願う。

昭和天皇の大御心もまた公明正大で、何一つ加える必要はないでしょう。
昭和天皇ご自身、1977年8月23日の記者会見では、さらに補足して、
それ(五箇条の誓文を引用する事)が実は、あの詔書の一番の目的であって、神格とかそういうことは二の問題でした。当時はアメリカその他諸外国の勢力が強く、日本が圧倒される心配があったので、民主主義を採用されたのは明治天皇であって、日本の民主主義は決して輸入のものではないということを示す必要があった。日本の国民が誇りを忘れては非常に具合が悪いと思って、誇りを忘れさせないためにあの宣言を考えたのです。はじめの案では、五箇條ノ御誓文は日本人ならだれでも知っているので、あんまり詳しく入れる必要はないと思ったが、幣原総理を通じてマッカーサー元帥に示したところ、マ元帥が非常に称賛され、全文を発表してもらいたいと希望されたので、国民及び外国に示すことにしました。
とまで仰せになっています。

にもかかわらず、この詔勅もまた、反日カルトの悪意にさらされ、見当はずれなレッテル貼りによって、その本質を歪められ、隠蔽されつづけてきました。
いわゆる「人間宣言」という虚偽がこれです。

そもそも人並み程度のまともな日本語能力があれば、
朕ト爾等國民トノ間ノ紐帶ハ、終始相互ノ信頼ト敬愛トニ依リテ結バレ、單ナル神話ト傳説トニ依リテ生ゼルモノニ非ズ
という言い回しが、「朕ト爾等國民トノ間ノ紐帶」が「單ナル神話ト傳説トニ依リテ生ゼルモノ」ではなく、それ以上のもっと素晴らしいものだと仰せになっているものであることは、誰の目にも明らかでしょう。

また、そもそも
天皇ヲ以テ現御神(アキツミカミ)トシ且日本國民ヲ以テ他ノ民族ニ優越セル民族ニシテ、延テ世界ヲ支配スベキ運命ヲ有ストノ架空ナル觀念
などを本気で信じていた日本国民など戦前戦中を通して一人でも実在したでしょうか? 私たちの祖父母・曽祖父母は、そんなにも迷信深い未開民族だったでしょうか?
このような文字通り「架空ナル」観念自体が、多神教とその祭祀を司る天皇という御存在を根本的に理解できない自称戦勝国の言いがかりにすぎないというべきでしょう。
先帝陛下は、国民に対してよりも、むしろ敵国に対してこそ、その「架空なる観念」にもとづく言いがかりを否定されているのではないでしょうか。

この詔書に人間宣言なる虚偽のレッテルを貼ることこそ、日本語の「カミ」と外国の「GOD」を意図的に混同し、「天皇」をその本質から程遠い「専制権力者」に仕立て上げ、ありもしない階級闘争を捏造しようとする、共産カルトの虚偽であり詐欺以外の何物でもありません。
そして残念ながら、多くの日本人がその詐欺に騙されました。
この詐欺に便乗し、英霊の名を騙り、昭和天皇を詰ったのが、似非右翼のヒーロー・三島由紀夫であったことの意味は、愛国者が幾重にも熟考しなければならない問題を孕んでいるのではないでしょうか。

さらに付け加えるなら、昭和天皇は、
夫レ家ヲ愛スル心國ヲ愛スル心トハ我國ニ於テ特ニ熱烈ナルヲ見ル。今ヤ實ニ此ノ心ヲ擴充シ、人類愛ノ完成ニ向ヒ、獻身的努力ヲ效スベキノ秋ナリ。
とも仰せになっているのですが、「人間宣言」大好きな反日カルトの信者諸君が、このお言葉に真剣に向き合っている姿というのを、私は見たことがありません。
先帝陛下が、「家」を呪い「国」を憎悪する心を育てんとする共産カルトの教義とは、完全に正反対の、人類普遍の道義をこそ説こうとなさっていることを、反日売国奴以外の全国民は、直視すべきではないでしょうか。

反日政権の成立と崩壊を経て、日本人の覚醒が進みつつある現在。
GHQ似非憲法典の「改正」とやらも視野に入ってきました。

明治節の今日、近代日本の憲法(単なる成文憲法典ではなく)の根本精神をあらためて確認しておくのも、悪くないのではないでしょうか。
ラベル:天皇 昭和天皇
posted by 蘇芳 at 19:27| 昭和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする