2016年09月21日

【動画】共闘を決断できなかった日本の行く先とは? 【CGS 神谷宗幣 第56回-4】


CGS 神谷宗幣」から。第56回の4。



動画概要:
2016/01/04 に公開
お正月企画第4弾、最終回です。
中共の国内工作の影響により、「日本はアメリカとともに中国の脅威へと立ち向かう」という決断をする事が出来ませんでした。
その結果として「日本封じ込め」政策がアメリカによって行われたというのが前回までの流れです。
中共工作の結果としてもたらされた日本の選択は、中国とアメリカの手を組ませてしまい(これは、コンドミニアム政策と呼ばれます)、この後「地方の疲弊、国力の低下」と言った本講演のテーマともなっている結末へと収束して行きます。
今回の講演は、これまでの歴史認識と言う点でも、また、これからの外交関係や国策を考えるにあたってもしっかりと学んでおかなければならない点を多く含んでいます。

ソ連・支那の謀略の歴史を見るにつけ、確信が深まっていくのは、「日本の敵」は「米国の敵」でもある。にもかかわらず、その真実から、日本人も米国人もあまりにも長く、あまりにも根深く、遠ざけられすぎてきた、ということです。

日本は自虐史観に騙されてきた、それは今さら言うまでもないでしょう。
しかしそれは同時に、米国もまた東京裁判史観に騙されつづけてきた、ということでもあるのではないでしょうか。
なまじルーズベルト反米政権の「勝利」に幻惑されてしまったがゆえに、ある意味で、戦後米国は、戦後日本以上に深く決定的に病んでしまったともいえるのかもしれません。
なんとなれば、〝自分の嘘で自分を欺く”、それはすでに一種の神経症・狂気の類でさえありうるでしょうから。

その狂気に最も苦しめられ、最も憂えているのは、本当の意味での米国の愛国者たちでしょう。
ハミルトン・フィッシュ、ハーバート・フーヴァー、ロバート・タフト、ジョゼフ・マッカーシーなど過去の著名な政治家たちはもちろん、トニー・マラーノ、ケント・ギルバート、ロバート・エルドリッヂ、ジェイソン・モーガンなどなど、現代の身近な市井の人々も、その「狂気」とこそ戦っているのかもしれません。

動画ではアメリカは~アメリカは~とくりかえされていますが、その「アメリカ」とはどこのアメリカなのか、ということには注意しておくべきかもしれません。
江崎氏自身「アメリカの保守はそんなことは言っていない」と語っている通りです。
安倍総理は「日本を取り戻す」と言いましたが、米国の愛国者にとっても「米国を取り戻す」必要があるのでしょう。
それがつまり江崎氏の近刊タイトルに言う「マスコミが報じないトランプ台頭の秘密」かもしれません。

Amazon:
地方は消滅しない!
南シナ海が“中国海”になる日 中国海洋覇権の野望 (講談社+α文庫)
マスコミが報じないトランプ台頭の秘密
大間違いのアメリカ合衆国
現代アメリカ保守主義運動小史 (第一プリンシプル・シリーズ)
リベラルたちの背信―アメリカを誤らせた民主党の60年
posted by 蘇芳 at 20:51|  L 「江崎道朗の備忘録」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする